「自分たちが納得出来る物しか出さない」という誇りが生む伝統の味
大阪で麺処と言えば、すぐにその名が上がる老舗の「美々卯」。大阪・堺で200年続いた老舗料亭「耳卯楼」が、大正14年(1925年)に麺類専門店として名を改めて今日に至ります。創業以来、伝統の味を守るために素材にこだわり続け、産地に出向いて眼と手で素材を厳選するだけでなく、農家と共に良質な素材作りにも取り組んでいます。
味の基本となる出汁は、土佐清水産の寒メジカと笹メジカを毎朝その日に必要な量だけを削り、2時間かけて旨味とコクを最大限引き出した出汁に、枕崎と焼津の鰹で風味豊かな香りを追い足して仕上げられます。
ひと手間ひと手間に丹精を込め、美味しさを追求した極みの出汁でいただく「うどんすき」の"まったり"とした味、そして自家製粉する風味高い「蕎麦」の味からは、美味しさとともに、客人をもてなす料理人の心がじんわり伝わり、口に運ぶほどに満たされた心地が広がります。