日本三大名城・大阪城天守閣で、
秀吉が見た景色を眺める
「太閤さんのお城」として大阪市民に親しまれている大阪城は、1583年に豊臣秀吉によって築城が始まりました。城の中核となる天守閣は1615年の「大坂夏の陣」で落城し、1629年に二代将軍徳川秀忠によって再築されますが、1665年に落雷を受けて再び焼失します。現在の天守閣は、1931年に当時の市長・關一(せき はじめ)の呼びかけで市民たちから集めた寄付(現在の約750億円)で復興され、鯱や伏虎など至る所に施された黄金装飾が燦然と輝くことから「金(錦)城」の別称も付けられています。鉄骨鉄筋コンクリート造ながら太平洋戦争の空襲にも耐えて80年以上の歴史を刻み、1995年から2年に及ぶ大改修で見事に修復・補強されました。
内部には秀吉ゆかりの品や収蔵品、模型、パネル展示のほか、シアタールームでは英語・中国語などの字幕付きで大阪城にまつわる映像が見ることができます。展望台からは大阪の町を一望でき、秀吉をはじめ戦国武将の兜や陣羽織を着て記念撮影も楽しめます。
©大阪城天守閣 ©大阪城天守閣