琉球王国に思いを馳せて感じる昔と今の沖縄
広大で趣のある造園形式の庭園
識名公園とも呼ばれています。1799年、琉球王家最大の別邸として作られ、国王一族の保養や、中国からの接待などを迎えるために利用されていました。中国皇帝の使者である冊封使をもてなすために使われていたと言われています。
基本的には日本式の庭園ですが、中国との付き合いが深かった琉球では、巧みに中国様式を取り入れつつ、琉球ならではの趣のある庭園を作り上げました。
赤瓦屋根の御殿が立ち、庭園が広がる光景は、沖縄らしいゆったりとした美しさがあります。実際に、大きさが41.997平方メートルもある広大な敷地で、池の周りを歩きながら四季折々の風景が楽しめる造りになっています。2000年に世界文化遺産に登録されました。
ちなみに、敷地の奥まで行くと、池越しに六角堂と石橋が同時に見えるのですが、写真の構図としてユニークなので、絶好の写真スポットでもあります。