美しい曲線を描くグスク美の最高峰
東西南北どこを見ても風光明媚な景色が広がる
15世紀中ごろ、琉球の築城の名人である護佐丸が築き、居城としたとされる城(グスク)の跡です。琉球石灰岩でできた城壁は美しく弧を描き、精巧なアーチ門は一見の価値あり。
1853年、アメリカのペリー提督一行が日本本土へ向かう途中に琉球王国に降り立ち、島内探検隊を派遣して中城城跡の視察調査を行いました。その際の、城の様子を描いた絵図や測量図面が残っているのですが、ペリー提督は、漆喰もセメントも用いずに築かれたこの石造建築物が、400年以上もの間、雨風にびくともしなかったことに驚き、当時の職人たちの技術力の高さを賞賛しています。
眺望は風光明媚で、東に太平洋、西に東シナ海や宜野湾市、北に勝連半島や読谷方面、南側に与那原や知念半島を見渡すことができます。日本百名城、世界文化遺産にも登録されています。