古びた橋の向こうに建つお堂は
地元の人々の癒しスポット
首里城の北側にある円鑑池という人工池の、中之島に建てられたのが弁財天堂です。朝鮮国王から贈られた経典・方冊蔵経を納めるために建造されたそうですが、1609年に薩摩藩の侵入で蔵経が焼失。その代わりに、円覚寺にあった航海の安全を司る女神・弁財天像を移したことから、弁財天堂と呼ばれるようになったとか。現在は、緑豊かなスポットとして地域の人々の憩いの場になっています。
堂に渡るために、天女橋という国の重要文化財に指定された古い橋がかかっていますが、残念ながら観光客が渡ることは禁止されています。
観光客もさほど多くないので、旅の合間に、のんびりと癒されたい時には最適のスポットでしょう。